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2019.10.26

寒くなるとトイレに行きたくなる理由

横浜市の田渕レディスクリニックです。
今回は寒くなるとトイレに行きたくなる理由についてお伝えします。

◆寒さと尿意の関係 

寒くなるとトイレに行く回数が増えるといった経験をしたことがある女性は少なくないでしょう。夏に比べて水分の摂取する量も少ないはずなのに不思議だと感じる人もいるかもしれません。もちろん水分をたくさん摂取することで、トイレに行く回数は増えますが、同様に寒くなって体が冷えることでも増えます。
人は普段から余分な水分を汗や尿として対外に排出しています。暑い時期には汗を多くかきますが、体内からあまり水分を出さないためにも、逆に尿の量を少なくして調節をしています。そして寒い時期になると逆に汗をかかなくなるため、排出すべき体内の水分を尿として出すことになるので、結果トイレに行く回数が増えるというわけです。

寒さによって排出される尿は黄味の薄い透明に近い色で、サラサラしているといった特徴があるので、尿の色や濁りによって体が冷えているかどうかを判断することができます。女性の場合、体の冷えは膀胱炎につながることもありますので、温かい飲み物や食べ物をとり、腹巻やカイロなどで下腹部を温めるようにしましょう。
成人の場合、トイレの回数は日中で7~8回、就寝時に1回が平均的な回数といわれていますが、それ以上の回数の場合には病気の可能性もあるため、注意が必要です。
膀胱腫瘍、子宮筋腫、腎疾患、尿路感染症といった膀胱に近い場所に病気があると、刺激を受けて頻尿になりやすいため、気になる症状がある場合には、一人で悩まずにクリニックへ相談するようにしてください。

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