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2019.09.12

子宮頸がん検診の大切さについて

横浜市の田渕レディスクリニックです。
今回は子宮頸がん検診の大切さについてお伝えします。

◆子宮頸がん検診の普及率と重要性

日本は先進国の中では唯一、子宮頸がんの死亡率が増加傾向にあります。アメリカでは85%以上の女性が子宮頸がんの検診を受け、子宮頸がんの原因となるウイルスの感染を防ぐワクチンの接種を義務付けているため、子宮頸がんにかかる方も、亡くなる方も減少しています。
日本人の子宮頸がん検診の受診率は25%程度で、20代では10%未満です。子宮頸がんは月経が始まった女性であれば誰にでも発症するリスクがあります。ですが、子宮頸がんは早期発見、早期治療で完治の見込める病気です。
 そこでぜひ、子宮頸がん検診を20歳になったら受けるようにしてほしいのです。年齢が上がるとともに子宮頸がんにかかる人も増えてきますが、20代、30代で子宮頸がんになってしまった場合、妊娠や分娩ができなくなってしまう可能性もあります。若いころの子宮頸がんはその後の人生を大きく変えてしまう可能性のある、一大事といえます。
また、閉経したらもう子宮頸がん検診を受けなくてもいいのかと思われるかもしれませんが、検診を受けることでそれ以外の不調やがんの兆候を見つけられることもあります。がんになる前段階の状態で見つけられれば、早期の治療によって体への負担も軽く済みますし、完治の見込みも高くなります。

20歳を過ぎたら年に一度は子宮頸がん検診を受けるようにし、がんが重篤化しないうちに早期治療を心掛けるようにしましょう。

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