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2019.11.16

月経量が少ない場合の原因と疾患

横浜市の田渕レディスクリニックです。
今回は月経量が少ない場合の原因と疾患をお伝えします。

◆月経量の変化の原因

月経は女性ホルモンのバランスの変化によって経血量が増減したり、日数が短くなったり長くなったりすることがあります。
経血量が少ないと不快感が少なくなりますが、以前の量と比べてあまりにも少ないと不安になりますよね。経血量が急に少なくなる原因や疾患には以下のようなものがあります。

・女性ホルモンの分泌量が低下している
女性ホルモンの一つであるエストロゲ ンには妊娠に備えて子宮内膜を厚くする働きがあります。エストロゲンの分泌量が減り、子宮内膜が薄くなると、月経時の血液の量も少なくなります。

・女性ホルモンのバランスが崩れている
女性ホルモンには子宮内膜を厚くする役割のあるエストロゲンと、厚くなった子宮内膜を月経の時にはがして子宮の中をきれいにするプロゲステロンの二種類があり、エストロゲンが十分分泌されて子宮内膜がきちんと厚くなっていても、プロゲステロンの分泌が不十分だと子宮内膜がうまくはがれずに月経量が少ない、あるいは少ない出血が長く続いてしまう。

子宮内膜が厚くなっているのに子宮内から出てこない症状を子宮内膜増殖といい、子宮体がんの原因になってしまいます。出産回数の少ない女性ほど起こりやすい症状なので、もしも以前より経血量が少なくなった、あるいは少ない出血が長く続くといった場合には、プロゲステロン補充のホルモン治療を受ける必要があります。
経血量が少ないことが続くようであればクリニックに相談してください。

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